2014年1月29日水曜日

雲形定規

 
 
古い「雲形定規」がみつかりました。
 
 
雲形定規とは、コンパスでは難しい曲線を描く際に使われる製図用の定規のことを指します。今では透明のプラスチック素材のものがほとんどのようです。
 
 
今回みつかったものは薄い木製のもので、多少の反りがみられます。大中小と大きさも形もバラバラなので本来の用途を無視して吊り下げてみるのも良さそうです。

 
 
 
 
 
 
 


2014年1月23日木曜日

古い紙の素材

馬渕では和紙やオリジナルの紙以外に古い紙も扱っています。
古い紙と言っても様々な紙があるのですが、今回は素材として使えそうな紙を紹介いたします。
 
■フールス紙(A3サイズ)
罫入りのA4ノートになる前の大きさです。
フールス紙は特に万年筆との相性がよく、書くための紙として上質なノートに使われています。少し端が茶色くなっていますが、まだまだ使えます。
 

 
 
■更紙(B4サイズ)
そんなに古いものではないと思いますが、販売されている更紙よりも経年変化で随分茶色くなっています。経年変化した紙を素材として使いたいと思ってもなかなかすぐに見つからないものです。日にあたるとさらに変化します。
 
 
 
 
■プリント紙(B4サイズ)
上で紹介した更紙は学校でプリント紙として非常に多く使われています。
いつの時代かのテスト用紙です。何に使いましょうか、表情がいいです。
 
 
 
 
■五線紙(約A2サイズ)
オーケストラ用の譜面です。張りがあり、やや厚手の紙で大きさもあるので、いろいろと使えそうですね。
 
 





2014年1月14日火曜日

大判の紙

うちでは少し大判となる、二三判(約60.6×90.9cm)の大きさの和紙が入荷しています。
作品をつくられる方には使いやすい大きさかと思います。
写真では少し色目がかわりますが、実際に見るととても美しい色目です。
 
 
写真左から、薄様雁皮紙、未晒楮紙、ハーブ染、紫紺染、紺紙
 
 
 


これは泥入墨染で、全体で見るととても表情豊かで個性的な和紙です。


その他に木版との相性のよい厚口の楮紙などもございます。

まだまだ種類は少ないのですが、お探しの和紙があれば対応できるものもございますのでお気軽にお問合せくださいませ。






2014年1月10日金曜日

巻紙

石州和紙の巻紙が入荷しています。

「石州和紙」とは島根県石見地方で作られている和紙で、石見地方で栽培、採取された和紙の原料、楮・三椏・雁皮を使い出来た和紙のことをいいます。その中の「石州半紙」は国の重要無形文化財に指定されています。
未晒の和紙が多く、作る工程で楮を水に晒さずに甘皮の緑の部分も多く入れるので、少し緑っぽい色の和紙が出来上がるのが特徴です。とても美しい色目です。


 

佇まいだけでも美しいと感じる巻紙ですが、 実はとても使いやすいと思います。
書いた文章に合わせて切って使えるので、変にスペースが空くこともなく無駄なく使えます。そしてほんの一文でも形になりやすです。
 
 
 
 
頂いたお手紙の中に同じように蛇腹になったものがありました。
丁寧に墨で書かれたお手紙は和紙のさわり心地もあり、読むたびに良い気分になります。
 
墨との相性はもちろんですが墨は苦手というのであれば、どんなペンでも好きなようにかかれるのが一番だと思います。
(楮の和紙なのでペン先の細いものはひっかかりを感じます)


石州和紙ではこの他に葉書・封筒・名刺・大判の和紙なども入荷しております。
お気軽にお問い合わせください。






2014年1月9日木曜日

あけましておめでとうございます

 

2014年が始まりました。
どうぞ本年も宜しくお願いいたします。